RL-logo-91.png
2015/1/25: ラシーン専門のBLOG ラシーンライフ を作成しました。 これからどんどんコンテンツを増やしていきます。是非ご覧になって下さい。 MINORU

クラッチ交換祭 その1

C360_2011-05-15 09-11-12のコピー.jpg

よく一緒に走る同期のバイク仲間が“勝手”に総動員してきてくれて、
LTDのクラッチ交換祭りが繰り広げられました。

それぞれが持っている工具を使わせてもらい、作業も分担してくれました。
各人が持ち合わせたノウハウ・経験を出し合いながら、楽しく作業ができました。
すばらしい仲間に恵まれ感謝しています。


C360_2011-05-15 16-47-15.jpg

■先に交換後のインプレッションを言うと、交換前後の違いは明らかにでした。
1速でのギクシャク感が無くなり、3速以上のギアでもストレス無く速度が伸びるようになりました。今までよりも低い回転数で、より高い速度で走行できる感じです。

3.3kg・mのトルクってこんなに楽しかったんだね。
「安易なパワーアップよりも、一度新車状態に戻してから評価しろ」
という格言がありますが、今回の作業はその言葉がぴたりと当てはまるのかなと思います。



●作業開始前

C360_2011-05-15 09-43-48.jpg

海外サイトの情報が今回も大変役に立ちました。
たい焼き食べながらゆっくりやったので、9時過ぎスタートで13時位に終わりました。
てきぱきやれば2時間半もあれば作業完了できると思います。

  ※使用した部品はこちらの記事を参考にしてください。


まずは、あたり一面がオイルまみれになることは眼に見えているので、ブルーシートを敷きましょう。ホームセンターに3m×2mで200円程度で売ってるので、使い捨てる覚悟で。
オイルはドレンとフィルター側も両方空けて、オイルは全部出します。オイルを抜いている間に、クラッチカバーを外すときに干渉する右のステップを外します。



IMG_3237.jpg

交換するクラッチプレートとフリクションプレートを、秘伝ASHオイルに漬け込みます。
漬け込んでおかないと、粉吹いて一発でお釈迦です。


●ポイント・ガバナの取り外し

C360_2011-05-15 09-12-00.jpg IMG_3233.jpg

ポイントが付いているブレーカープレート。
現状で普通に作動しているのであれば、3本のプラスネジを外して取り外します。
右上に位置確認用のギャップがあるので、それを覚えておきましょう。

C360_2011-05-15 09-53-58.jpg

プレートを外すと進角装置(ガバナー)が見えます。
クランクシャフトと同軸になっているナットに17番のメガネを引っ掛けて、
ガバナを固定しているボルトを外します。結構硬いです。

緩んだら簡単に外れます。ガバナは外側を持って真ん中の褶動部を回して、
進角するか確認します。動きが悪かったら交換です。もう部品は出ないけど…。



●内部部品の取り出し

C360_2011-05-15 09-43-18.jpg C360_2011-05-15 10-05-23.jpg

これからようやくクランクケースのバラシです。
一度もばらされていないLTDは当時の“+ネジ”のはずなので、貫通ドライバーにスパナを引っ掛けて、「押し9:回し1」の割合で舐めないように慎重に回します。
全部のネジを外し終わったら、ゴムハンマーなどでクラッチカバーを叩いて外します。左右にノックピンがあるので、その辺を重点的に。



C360_2011-05-15 10-07-37.jpg

頑張って外れたら、クラッチハウジングのお目見えです。
思ったよりも綺麗でした。燃焼しないから当然か(汗

C360_2011-05-15 10-07-57.jpg

外れたクラッチカバー。
ガスケットがたくさんこびりついているので、コレを剥がしましょう。


C360_2011-05-15 10-14-15.jpg C360_2011-05-15 10-14-39.jpg

クラッチスプリングを留めているナットを外して、スプリングを取り出します。4箇所すべて外すとカバーが取れるはずです。クラッチプレートとフリクションプレートも外しましょう。


C360_2011-05-15 10-16-20.jpg

スプリングは、自然長が3mm程度縮んでいました。

C360_2011-05-15 10-21-22.jpg

フリクションプレートはアマリ減っていなかったのですが、クラッチプレートには擦れた痕がクックり付いていて、両者とも焼けが発生しています。厚さが変わったというよりも、長年の使用で表面が変質して性能低下したのだと思います。


とりあえずこんな所で。
組付け工程は別パートで書きます。


この記事へのコメント
あはは〜おんなじだMINORUさん!
イバーさんのサイトから延々ダウンロードしてプリントアウト&クリアファイルにホルダリング。(^^)
まだ自分のLTDは大きなメンテに遭遇していませんが、今後の参考にメモリ〜させてくださいな。
最近Rタイヤは交換しました。来月からBSMCタイヤ値上げです。自分は見た目重視で旧デザインを踏襲しているBS G&LのL303とG510を履いています。GはTL用ですが今の処まったく問題ありません。逆にW用をTLに流用は不可能ですが・・・
Posted by 長野BS LTD at 2011年05月19日 21:50
お疲れさまです。
とても参考になりました。

良いお友達と可愛い彼女をもって、ミノルさん幸せだなあ〜

ところで、記事を拝見する限りでは、クラッチプレートもさることながら、スプリングの劣化が駆動伝達への影響大きそうですね。これだけ縮むとは驚きです。もしかしたらスプリングだけ交換でも効果あるかもと思ったりしました。まあどうせ作業するからには全部交換するのが正解だと思います。

とても面白かったです
Posted by ケビン at 2011年05月21日 06:13
⇒長野BS LTDさん
世界最強のデータベースですからねあそこは。
こんな自分かってなblogでよければ、どんどん参考にしてください(笑)

あ、とうとう値上げですか。。
自分のBT39は一向に減りません。
結構グリップして、本当にもちの良いタイヤです。

自分も次はパターン重視で選ぶと思います。
Posted by MINORU at 2011年05月21日 10:42
⇒ケビンさん
どうもです。
友達は本当に恵まれています。

クラッチスプリングはすごく大事です。
数万km乗っていると必ずへたってくるので、SPG交換だけでも効果あると思いますよ。まあ自分もこんなに縮んでいるとは思いませんでした。交換後はクラッチがいきなり重くなりましたw

ケビンさんのZRXはクラッチカバーがべった…
あれ、自分と同じ一体型なんですね。。
ゼファー1100はクランクとクラッチが別体なのに…。

多分自分がやった作業と同じようなに手順になると思います。
フルパワー化されているので、より違いが分かるのではないでしょうか?
期待してます!
Posted by MINORU at 2011年05月21日 10:50

コメントを書く

お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
ランキングバナー

この記事へのトラックバック
Related Posts Plugin for WordPress, Blogger... ブログパーツ
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。