猛暑の中道の駅しもつけへ走って色々感じた事
2015年07月27日 17:49
| イベント
圧倒的な熱気と湿度。
お湯の中を走っているような感覚。
36℃。ほんとうに暑い。異常。太陽の殺意を感じる。
エンジン音の合間に、ちりちりと肌が焦げる音が聞こえそう。
そんなことを考えながら、先日新4号線を南下しました。
●道の駅に到着
たどり着いたのは、道の駅しもつけ。
トラック野郎が寄贈した巨大なだるまと、
でかいポップコーンの入れ物のようなアスレチックがシンボルとなっている道の駅です。
新4号線沿いなので、以前から気になっていたこの道の駅。
5年ほど前に開業したとのことです。
道の駅のクオリティがどんどん上がってきて、「ただ安く野菜が買える物産所、それだけ」というイメージから脱却しようと必死だった頃だと思います。そのためか、建物自体もとてもキレイで、かなり色んな所に気を使った様子が見て取れました。
レストランに出店にケータリングカーがたくさん集結していて、お昼時ということもあり賑わっていました。ケーキにソフトクリームにかき氷。お肉を焼いていたりもしたので、お金を落とす装置がいっぱいです。
自分もたこ焼きとシュークリームを食べました。美味しかったです。
ただ若干盛り込み過ぎにも感じました。建物はそれなりにおしゃれな作りをしているのに、回りで売っているもの、人、PRしたい事柄の方向性がバラバラな感じがします。回りが田園風景でロケーションがとても良いので、もう少し統一感が出れば、何度でも行きたくなるような居心地の良い空間が作れそうだと感じました。
(代官山の蔦屋書店なんかは、その統一感を極限まで意識した店舗構成をされているように感じました。)
ただ水を霧状に噴霧する装置が設置してあり、これがバカに出来ないくらい涼しかったです。風が吹き抜けたときの爽快感たるや、地獄に仏を具現化したかのようでした。見た目にも気持ちよかった。その回りは何度もウロウロしました。
●ライダーとの会話
ライダーもそこそこいらっしゃったものの、皆さん眉間にしわを寄せてお疲れの様子。
壮年のオジサンとちょっとお話をしたら、メッシュジャケットを着ても何の効力もないと言われていました。
「それでも乗るんですよねw」
と僕がいうと、無言で笑っていらしゃったのが印象的でした。
道の駅の駐輪場やすれ違うバイクを眺めていると、バイク界隈の状況が生でわかります。
旧車がブームだなんだと言われている昨今ですが、まだまだ現行車のほうが数的には圧倒しているように思いました。
ハーレーが一時期ほど姿を見せなくなり、逆にスーパースポーツ、ミドルクラスのハーフカウルマシン等が増えているような気がします。
これが高速道路のSAになると、不思議とビックネイキッド率が一気に上るんですよね。
定点観測する場所によって、登場するバイクの種類も様子も色々違って見えるのが面白いです。
●カワサキ(旧)・カワサキ(速)・カワサキ(凄速)
左から右へ年代が新しくなるカワサキ車。
真ん中の緑のフルカウルはちょっと車種がわかりません。
丁度このへんの、80年台のスポーツバイクの知識が疎いんです。。
一番右が最新型のZ1000。
昆虫というか爬虫類というか、深いラメラメなペイントも相まって、
カスタムバイクのような様相を呈していました。
異常なケツ上げっぷりと全体の短さ、各所はエッジが立った複雑なラインをしているのに、塗装の力なのか実物は「三次元的な曲面」に見える造形。腰下の凝縮感。写真でも凄いなと思っていたんですが、実物の押し出し感というか個を主張する力は尋常ではありません。凄みを感じます。
こんなマシンを見た後は、Z400LTDなんておとなしいバイクの見本のようなものだと感じました。
この後は真岡方面の農道を走りに行こうかと思ったんですが、
あまりに暑かったので、病気になる前に退散しました。
何の為にこんな思いして走るんだろう、
と変な考えが頭を巡ったりもしました。ですが、
「でもやるんだよ」
「でも走るんだよ」
という言葉を心の支えとして走ります。
明確な目的とか見返りを求めず、
たとえ短距離でも、走り続けたらなにか起こるかもしれない。
コントロール出来ない何かが待っているかもしれない。
目的・結果・原因・修正 といったPDCA的なサイクルを超越して、
偶有性とか、引き寄せとか、そういうものが起こったらいいなぁ、
なかったらなかったでいいや、たのしけりゃ。
というようなスタンス。
毎日こんな「行き当たりばったり」な感じだとまずい気もしますが、まぁ、時々なら。やりたいことをやるんだ!という気持ちを開放する。それもまた大事なんじゃないかな?とか思ったりするんです。
ですので、これからも走って行きたいと思います。
以上です。
【イベントの最新記事】
コメントを書く